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質屋でお金を借りる前に!意外に知らないデメリットや注意点まとめました

質屋の暖簾 方法

少し大きな街ならどこでもある質屋さん。

最近はブランド品や金券の買取がメインになっていますが、今でもちゃんとお金を借りることができます。

実際に銀行や消費者金融から借りることができなかった人たちの駆け込み寺として、とても重宝されているのが質屋です。

ここではそんな質屋でお金を借りる方法と利用するメリットについて、分かりやすくご紹介していきます。

このページで分かること

質屋は品物を担保にしてお金を貸してくれます。

どんな人にでも融資を行ってくれるので、ブラックリスト入りした人でも問題なく利用できます。

借りられる金額は品物の買取価格の8割程度で、最大3ヶ月間お金を借りることができます。

ただし、3ヶ月以内に返済できなかったときには、質流れといって品物の所有権が質屋に移ってしまいます。

そうなると品物は2度と戻ってきません。

また、金利も年109.5%まで認められており、かなり高額な利息を払うことになります。

さらに偽装質屋というものもあり、利用するときにはきちんと正規の質屋であることを確認したうえで利用しなくてはいけません。

利用するときにはそのようなリスクがあることを把握した上で来店しましょう。

質屋でお金をかりるのは違法ではないの?

大手チェーン店ができたことで、イメージがずいぶんと変わりましたが、依然として街の質屋さんは、少し近寄りがたい存在ですよね。

いくらお金を借りられるからといって、最初の1回はお店に入るのにも勇気がいると思います。

質屋というのは他の金融機関とどこが違うのでしょう?

そもそも質屋でお金をかりるのは違法ではないのでしょうか?

そんな疑問を抱えている人も多いかと思います。

もちろん質屋は国に認められた商売であり、そこでお金を借りることに問題はありません。

質屋は質屋営業法という法律に則り、都道府県公安委員会の許可を得て営業しています。

まれに許可を得ずに営業している質屋もありますが、それは偽装質屋と呼ばれ闇金業者のような存在だと考えてください。

偽装質屋については後ほど詳しく説明しますが、きちんと認可された質屋なら安全にお金を借りることができます。

ただし、銀行や消費者金融などで借りるのとは、少し違いがあります。

どのような違いがあるのかについて詳しく見ていきましょう。

質屋でお金を借りるときの基礎知識

それでは質屋でお金を借りる前に、知っておくべき基本の部分についてご紹介していきます。
どのようなメリットがあり、どれくらいの金利で借りられるのかを把握してください。

質屋を使ってお金を借りるメリット

質屋でお金を借りるメリットは次の2つです。

  • 20歳以上なら誰でも利用できる
  • その場で現金を手にすることができる

質屋は江戸時代からある金貸しのシステムですが、現在でも生き残っている理由が「誰でも利用できる」ということにあります。

銀行や消費者金融だって誰でも利用できると思うかもしれませんが、例えば自己破産をしてブラックリスト入りした人はお金を借りることができません。

ところが質屋は、その人がどんな人であっても関係ありません。

ブラックリスト入りした人でも、問題なくお金を借りることができます。

質屋は担保になるものを預かってお金を貸すため、貸し倒れリスクがほぼゼロになるため、誰に対しても融資を行っています。

また、銀行や消費者金融のように融資開始まで待つ必要がありません。

質に入れるものの査定する時間がありますが、査定が終わればその場で現金を手にすることができます。

確実にその場で現金を手にすることができる。

これが他の金融機関にない質屋の大きなメリットです。

質屋でお金をかりるために使えるもの

質屋でお金を借りるためには、品物を質入れしなくてはいけません。

ここで重要になるのが、預ける品物に価値があるということです。

ノーブランドのカバンは売っても二束三文にしかなりませんので質草(担保商品)にはなりません。

ブランドバッグなら数万円で売れますので、お金を借りることができます。

このように何を預けるかというのがとても重要で、一般的には次のようなものが質草として使えます。

  • 金・プラチナ
  • 宝飾品
  • ブランド物のバックや財布
  • 高級腕時計
  • カメラ
  • パソコン・タブレット
  • チケット・金券
  • 楽器

この他に骨董品や食器、美術品などを質預かりしている質屋もありますが、これらは精巧な偽物が多く査定が難しいということから、大手チェーン店などでは質草として利用できないこともあります。

質屋の金利

誰でも手軽にお金を借りることができるなら、最初から銀行や消費者金融ではなく質屋で借りればいいじゃないかと思うかもしれませんが、質屋には大きな欠点が1つあります。

それは「金利が高い」ということです。

質屋の金利は年109.5%まで認められています。10万円借りたら、1年後には借金が20万円以上になっているわけです。

消費者金融の金利でも年20%までですので、飛び抜けて金利が高いことが分かるかと思います。

ただし、質屋営業法により質屋が預かることができるのは、3ヶ月までと決まっていますので、実際には10万円借りても3ヶ月後には12.7万円にしかなりません。

それでもかなりの高金利ですが、最近は大手質屋を中心に金利が下がりつつあります。

大黒屋 質東京駅前店の金利を見ていましょう。

1万円未満:月8%
1万円以上:月6%
10万円以上:月5%
30万円以上:月1.5%

決して低金利とはいえませんが、30万円以上借りる場合には消費者金融とそれほど変わらない金利で借りることができます。

最近は質屋も競争が激しく、生き残りをかけて金利を大幅に下げていますので、きちんと金利を比較して借りることで、高額な利息が発生するのを防ぐことができます。

質屋でお金を借りるための流れ

質屋でお金を借りるというのが、どういうことなのか把握できたところで、次に実際に利用するときの流れについて見ていきましょう。

  1. 来店
  2. 商品の査定
  3. 現金と質札を受け取る
  4. 商品の返却

基本的な流れはどの質屋でも変わりません。

来店して、質入れする商品を査定してもらい、その査定額に納得できれば、現金と質札を受け取ります。

この質札というのが、銀行や消費者金融で借りるときの違いで、質札には質入れした商品の情報や流質期限などが書かれています。

お金を返すときには、身分証明書と質札を持って、再び来店します。

利息と元金を支払えば、質入れした商品が手元に戻ってくる流れになっています。

ちなみに、返済が1日でも遅れてしまうと、1ヶ月分の利息が発生しますので注意してください。

また3ヶ月間利息を払わずに返済期限が過ぎてしまうと、品物の所有権が質屋に移ります。

これを質流れといい、質流したものは売却されてしまいますので、2度と手元に戻ってきません。

ただし、質流してしまうと、元金も利息も支払う必要はありません。

買取と質はどちらがお得?

 

質流してしまうと、品物が手元に戻ってきません。

だったら最初から質に入れるのではなく、買い取りしてもらえばいいじゃないかと思うかもしれません。

実際のところ、質に入れるのと買取とではどちらがお得なのでしょう。

結論から言えば、買取してもらったほうが高値になります。

質入れした品物は通常、買取額の7〜8割程度の金額しか融資をしてもらえません。

このため、手元に入ってくるお金だけを考えると、売却したほうが断然お得です。

ただし、質は戻ってくる可能性があります。

きちんと返済できれば品物が戻ってくるわけですから、大切なものなどを手放さなくて済みます。

どちらがお得かというよりも、品物を手放せるかどうかで判断するようにしましょう。

使っていないブランド品などで、戻ってこなくてもいいものなら、質入れではなく買取してもらい。
手放すのは気が引けるというようなものでしたら、質入れしてお金を借りるなどの使い分けを行いましょう。

質屋でお金を借りるときの注意点

ここまでの説明で、質屋でお金を借りるということがどういうことなのか、しっかりとイメージできるようになったかと思います。

利用するにあたって、もう不安はありませんよね。

でも、実際に利用する前に注意してもらいたいことをまだ伝えていません。

どのような点に注意して利用すればいいのか見ていきましょう。

  • 本当に大切なものは質入れしない
  • 返済計画を立ててから借りる
  • 偽装質屋でないことを確認する

この3点が質屋を利用するときの注意点です。
それぞれについて、その理由について見ていきましょう。

本当に大切なものは質入れしない

すでに説明しましたように、質流したものは返ってきません。

そして、質流れしそうになっても質屋からは連絡はありません(質屋によっては連絡してくれます)。

ということは、返済日を忘れてしまうと自動的に品物を失うことになります。

もし結婚指輪や婚約指輪、親から譲り受けたものなどを質入れして、返済日を忘れてしまって失ってしまうと大事です。

もちろん、返済の目処が立たなくてもそれらを失います。

その可能性は誰にでもありますので、本当に大切なものは質入れしないようにしましょう。

返済計画を立ててから借りる

当たり前のことですが、借りるときには必ず返済の目処を立てた上でお金を借りるようにしましょう。

質屋は手軽に使えるため、ついつい「なんとかなるだろう」という感覚で利用しがちですが、実際にはなんともならないケースが多いのは、質屋に並んでいるブランド品を見れば分かると思います。

もし質流れしてもいいと思えるようなものならば、最初から買取してもらうほうがお得です。

そうではなく、思い入れのあるものを質入れするのであれば、必ず返済計画を立てた上で利用してください。

偽装質屋でないことを確認する

偽装質屋については最初に簡単に触れましたが、非常に厄介な存在になっています。

質屋の営業許可もきちんと取得していることも多く、正規の質屋と見分けがつきにくいという問題があります。

ただ、通常の質屋と違って、年金受給者をターゲットにしていることにあります。

手口としては、ほとんど価値のないものを質入れさせ、そのときに年金手帳や通帳、印鑑などを預けることになります。

このときの融資額は銀行からの自動引き落としで回収されます。

  1. 偽装質屋で20万円借りる
  2. 2ヶ月後に年金が30万円口座に振込まれる
  3. 元金20万円と利息3.6万円の合計23.6万円が口座から引き落とされる
  4. 生活費が6.4万円しか残らないのでまた偽装質屋から借りる

これを繰り返すことになり、実質的に永遠に利息分を支払わされることになります。

偽装質屋を使わないようにするには、まず公安委員会許可の許可番号が掲げられているかを確認しましょう。

これがない質屋は偽装質屋です。

もしあったとしても、まだ安心はできません。

きちんと品物を査定してお金を貸している質屋を選ぶようにしましょう。

不安な場合には、大黒屋のような誰もがしっている大手質屋か、街で何十年も前から営業している老舗の質屋を利用しましょう。

口コミなども利用して、問題ない業者であることを確認した上で活用してください。

質流れのリスクを理解した上で利用する

質屋はブラックリスト入りしていて、銀行や消費者金融から借りられない人にも融資を行ってくれる貴重な存在です。

最近では以前よりも低い金利で融資を行ってくれる質屋も増え、入店しやすい敷居の低いお店も増えています。

ただし安易に利用して、大切なものを質流れさせてしまったという話をよく耳にします。

質屋を利用するときには、このリスクをしっかりと理解しておきましょう。

どんな理由があっても、返済できなかったときには、預けたものの所有権を失います。

質に入れるというのはそういうことです。

「1日くらい返済が遅れてもいいかな」とか、「たぶん返せるはず」といった感じで利用すると、痛い目にあいます。

質流させたら、2度と手元には戻ってこないことを頭に入れて、きちんと返済計画を立てた上で利用してください。

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